恵み豊かな 環境共生都市 白河
白河市環境基本計画
2016
-
2020
平成28年~32年度第2節 人口と世帯数の推移
1.総人口と世帯数
2.年齢階層別人口
第3節 産業の状況
1.産業別就業者数
2.農業
3.工業
4.商業
第4節 土地利用状況
第5節 生活環境
1.放射性物質による汚染
2.大気環境
3.水環境
4.その他の生活環境
第6節 自然環境
第3章
施策の基本方向
第1節 めざすべき環境像
1.基本的考え方
2.本市のめざすべき環境像
第2節 施策の推進方針
は じ め に
古代より歌枕として名高い「白河関跡」をはじめ、
白河藩主松平定信が士民共楽の地として築造した日本
最古の公園といわれる「南湖公園」、南北朝期に結城
親朝により築かれたのが始まりとされる「小峰城」、
権太倉山の麓を潤す豊かな清流や、氷河期の命を今に
伝える国内唯一の「ビャッコイ」など、本市には多く
の歴史文化遺産や魅力ある自然が現代に受け継がれています。
このように先人の残してくれた貴重な財産を次の世代に引き継ぐため、本市
では平成15 年 3 月に「白河市環境基本計画」を策定し、23 年 3 月にはその一部
に改訂を加え、各種施策に取り組んできました。
しかしこの間、環境をめぐる諸問題は従来の公害や騒音、廃棄物の増加など
私たちの日々の生活に密接したものに加え、地球温暖化に起因すると考えられ
る異常気象やPM2.5など、地球規模のものへと拡大しています。
また、東日本大震災に伴い発生した原子力事故は、エネルギーに対する市民
の意識を変える契機となり、資源や環境への関心をさらに高めることとなりま
した。
本計画の改訂から 5 年を経過した今、移り変わるこうした状況の変化を踏ま
え、本市の環境行政の新たな道しるべとするため、本計画の改訂を行いました。
美しい里山や清らかな水、澄みわたる空気と青空、これらはすべて先祖から
授かった物を後世に残したいと考えております。本計画に基づき、今後もさら
に愛され親しまれる白河市として魅力を高めていくために、市民や事業者の皆
さんと共に環境への取り組みにより、着実な成果につなげてまいりたいと考え
ておりますので、皆様のより一層のご理解とご協力をお願いいたします。
結びに、本計画の改訂にあたり、貴重なご意見やご提言をいただきました白
河市環境審議会の皆様をはじめ関係各位に心からお礼を申し上げます。
平成28 年 3 月
目
次
第1章
計画の基本的事項
... 1
第1節 計画策定の趣旨 ... 1
第2節 計画策定の背景 ... 2
第3節 これまでの取り組みと課題 ... 4
1.取り組みの検証 ... 4
2.今後の課題 ... 14
第4節 計画の位置づけ ... 16
第5節 取り組むべき環境の項目 ... 16
第6節 地域特性 ... 17
1.山地共生地域(市北西部及び南部の森林、丘陵地) ... 18
2.里山保全地域(各地域の里山及び集落) ... 18
3.身近な自然環境地域(南湖公園周辺地区等) ... 19
4.親水環境保全地域(主要河川流域及び水田地帯) ... 19
5.都市開発地域(市街地及び周辺地域) ... 20
第7節 計画の目標期間 ... 22
第8節 計画の推進主体 ... 22
第9節 計画の構成 ... 23
第2章
白河市の概況
... 24
第2節 人口と世帯数の推移 ... 24
1.総人口と世帯数 ... 24
2.年齢階層別人口 ... 25
第3節 産業の状況 ... 25
1.産業別就業者数 ... 25
2.農業 ... 26
3.工業 ... 27
4.商業 ... 28
第4節 土地利用状況 ... 28
第5節 生活環境 ... 29
1.放射性物質による汚染 ... 29
2.大気環境 ... 30
3.水環境 ... 30
4.その他の生活環境 ... 31
第6節 自然環境 ... 31
第3章
施策の基本方向
... 34
第1節 めざすべき環境像 ... 34
1.基本的考え方 ... 34
2.本市のめざすべき環境像 ... 37
平成 3 年 3 月 日に発生した東日本大震災による東京電力福島第一原子力発
電所事故(以下、「原子力災害」という。)に伴う放射性物質の飛散により、本
市は、自然環境や生活環境の汚染など、過去に経験したことのない被害を受けて
います。
原子力災害から 5 年が経過し、本市では定期的な環境放射線モニタリング調査
や白河市除染実施計画に基づく除染を実施し、生活空間における放射線量の低減
化を図るとともに、被ばく量検査などを進め、環境再生に向けて取り組んできま
した。
しかしながら、除染により原子力災害前の自然環境を完全に取り戻すことは不
可能であり、本市に飛散した主な放射性物質である放射性ヨウ素 131、セシウム
134、セシウム のうち、セシウム の半減期が 年であることから、長期
にわたり低線量の放射線は残存する状況下(以下、「低線量下」という。)にあ
ります。
今後は、そのような低線量下においても安心できる生活環境の確保に向けた健
康管理や放射線が及ぼす影響の調査など、放射線対策についても取り組んでいく
必要があります。
これまでの環境問題は、高度経済成長の影響による大気汚染、及び水質汚濁な
どに代表される公害対策、並びに都市化の進行に伴う大規模開発等による自然破
壊などが大きく取り上げられてきました。 第 2 節 計 画 策 定 の 背 景
1.基本的な考え方 ... 38
2.推進方針 ... 40
3.施策の体系 ... 43
第3節 環境項目ごとの施策の展開 ... 44
1.放射線対策 ... 44
2.地球温暖化 ... 46
3.大気環境 ... 53
4.水及び土壌環境 ... 61
5.自然環境 ... 69
6.廃棄物とリサイクル ... 75
7.環境学習 ... 82
8.くらし ... 86
第4章
地域別施策の基本方向
...
94
第1節 山地共生地域(市北西部及び南部の森林、丘陵地) ... 94
第2節 里山保全地域(各地域の里山及び集落) ... 98
第3節 身近な自然環境地域(南湖公園周辺地区等) ... 102
第4節 親水環境保全地域(主要河川流域及び水田地帯) ... 105
第5節 都市開発地域(市街地及び周辺地域) ... 108
第5章
計画の推進
...
111
第2節 市民・事業者参加の推進 ... 112
第3節 財源の確保など ... 112
第4節 環境情報の収集及び提供 ... 112
第5節 総合的な保全対策の推進 ... 113
資料編
白河市環境基本条例 ... 114白河市環境審議会委員名簿 ... 118
本市で確認された注目すべき動植物 ... 119
第2節 市民・事業者参加の推進
第3節 財源の確保など
第4節 環境情報の収集及び提供
第5節 総合的な保全対策の推進
資料編
白河市環境基本条例
白河市環境審議会委員名簿
本市で確認された注目すべき動植物
南湖の植物・動物
1
第 1 章
計 画 の 基 本 的 事 項
国は平成5年11月19日に施行された「環境基本法」に基づく第一次環境基本計
画を平成6年12月16日に閣議決定しました。その後見直しを重ね、平成24年4月に
は第四次環境基本計画が策定されました。
福島県では平成8年に福島県環境基本条例が施行され、平成9年3月に福島県環
境基本計画を策定し、平成14年3月及び平成22年3月に見直し後、現在は平成25年3
月に策定した第四次福島県環境基本計画となっています。
白河市では、平成13年4月1日に白河市環境基本条例(以下「基本条例」という。)
が施行され、平成15年3月に白河市環境基本計画(以下「基本計画」という。)を
策定しました。その後、平成17年11月の4市村合併時に新たな基本条例となり、平
成20年3月には、白河市第一次総合計画(以下「総合計画」という。)が策定され、
「人 文化 自然 ともに育む のびゆく白河」を将来像として設定するととも
に、自然環境分野に関する政策大綱として「環境と調和したまちづくり」を掲げ、
「資源循環型社会の形成」「地域環境の保全」「緑豊かで身近な自然環境の保全
と創出」を施策として環境行政を推進し、平成23年3月には新たな基本計画を策定
しました。
このような中で、合併による市域の拡大や東日本大震災からの復興、また多様
な要因への対応や総合計画と連携した施策体系の確立、さらに国・県等における
地球温暖化対策の進展や環境関連法体系の整備、並びに社会情勢の変化などに対
2
平成23 年 3 月11日に発生した東日本大震災による東京電力福島第一原子力発
電所事故(以下、「原子力災害」という。)に伴う放射性物質の飛散により、本
市は、自然環境や生活環境の汚染など、過去に経験したことのない被害を受けて
います。
原子力災害から 5 年が経過し、本市では定期的な環境放射線モニタリング調査
や白河市除染実施計画に基づく除染を実施し、生活空間における放射線量の低減
化を図るとともに、被ばく量検査などを進め、環境再生に向けて取り組んできま
した。
しかしながら、除染により原子力災害前の自然環境を完全に取り戻すことは不
可能であり、本市に飛散した主な放射性物質である放射性ヨウ素 131、セシウム
134、セシウム137のうち、セシウム137の半減期が30年であることから、長期
にわたり低線量の放射線は残存する状況下(以下、「低線量下」という。)にあ
ります。
今後は、そのような低線量下においても安心できる生活環境の確保に向けた健
康管理や放射線が及ぼす影響の調査など、放射線対策についても取り組んでいく
必要があります。
これまでの環境問題は、高度経済成長の影響による大気汚染、及び水質汚濁な
どに代表される公害対策、並びに都市化の進行に伴う大規模開発等による自然破
レ ジ 袋 削 減 協 定 参 加 事 業 者 数 に つ い て は 目 標 値 を 設 定 し て い ま す が 、
実 績 値 を 見 る と 、 目 標 値 と し て 掲 げ た 「 平 成 年 度 に お け る レ ジ 袋 削 減
協 定 参 加 事 業 者 数 」 は 平 成 年 度 の 団 体 と 同 様 の 団 体 で あ り 、 新 た
な 団 体 と 協 定 を 結 ぶ こ と は で き ま せ ん で し た 。
ま た 、 市 民 の 地 球 温 暖 化 防 止 に 係 る 意 識 の 醸 成 を 図 る た め 、 市 内 小 中
学 校 に よ る 福 島 議 定 書 へ の 参 加 や う つ く し ま 地 球 温 暖 化 防 止 活 動 推 進 員
数 の 増 加 を 推 進 し ま し た が 、 平 成 年 度 実 績 値 で は 目 標 値 に 届 い て い な
い 状 況 に あ り ま す 。
地 球 温 暖 化 防 止 活 動 推 進 の た め 、 省 エ ネ ル ギ ー を 意 識 し た ラ イ フ ス タ
イ ル へ の 転 換 を 目 指 し 、今 後 も 取 り 組 み を 継 続 し て い く 必 要 が あ り ま す 。
指 標 名
基 準 年
( 平 成 年 度 )
目 標 値
( 平 成 年 度 )
実 績 値
( 平 成 年 度 )
備 考
レ ジ 袋 削 減 協 定
参 加 事 業 者 数
団 体 団 体 団 体
県 及 び 市 協 定 を 締 結
し た 事 業 者 数
福島議定書への学
校 参 加 率
% % %
市 内 小 中 学 校 に お け
る 参 加 率
うつくしま地球温
暖化防止活動推進
員 数
人 人 人 市 内 在 住 の 推 進 員 数
3
しかし、20世紀後半から地球温暖化問題が世界的に注目され、平成 4 年(1992
年)にブラジルのリオデジャネイロで開催された「環境と開発に関する国際連合
会議(地球サミット)」において、気候変動に関する国際連合枠組条約が締結さ
れました。
さらに、平成 9 年(1997年)には、京都で「第 3 回気候変動枠組条約締約国会
議(地球温暖化防止京都会議)」が開催され、温室効果ガス排出量の削減目標を
定めた京都議定書の議決により、地球温暖化対策の必要性が急速に高まることと
なりました。
これを受け、国、地方公共団体、事業者、国民が一体となって地球温暖化対策
に取り組むための枠組みを定めた「地球温暖化対策の推進に関する法律(地球温
暖化対策推進法)」が平成 10年(1998年)に制定されました。
このほか、「国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律(グリーン購
入法)」などの温暖化防止関連法、あるいは「エネルギーの使用の合理化に関す
る法律(省エネ法)」や「新エネルギー利用等の促進に関する特別措置法(新エ
ネ法)」により、増加を続けるエネルギー使用量の削減に向けた取り組みが進め
られています。
これら、温室効果ガス排出削減や省エネ・新エネ関連法の整備により、地球温
暖化対策は、今後の環境行政を進める上で特に重視すべき課題とな っています。
また、大量生産、大量消費、大量廃棄型の経済活動及び生活習慣に起因する廃
棄物の処理についても、自治体の経費節減や住環境の保全を考える上で大きな課
4
廃棄物対策としては、廃棄物の減量化や分別、再利用などの推進により、環境
への負荷を少なくする循環型社会の形成に向け、平成12年(2000 年)に「循環
型社会形成推進基本法」が施行され、同法に基づいた効果的な取り組みが求めら
れています。
環境問題は行政だけで解決できるものではなく、市民や事業者など、地域で生
活や活動を行うすべての主体が、各々の役割と責任において地道な 努力を行い、
これを継続する必要があります。
このような観点から、地域の環境について考え、良好な環境を作るための情報
提供、並びに環境について正しい認識を持つための啓発活動を通し、市民、事業
者、行政が一体となってより良い環境を後世に残していく必要があります。
1 . 取 り 組 み の 検 証
前計画では、本市の環境保全に関する特に重要な取り組み項目を「環境指標」
として具体的な数値目標を掲げています。
環境指標は一部を除いて平成21年度を基準年とし、平成27年度を目標年度に
設定しています。
ここでは一部を除き、主に平成26年度における実績値と比較し、各環境指標
廃棄物対策としては、廃棄物の減量化や分別、再利用などの推進により、環境
への負荷を少なくする循環型社会の形成に向け、平成 年(2000 年)に「循環
型社会形成推進基本法」が施行され、同法に基づいた効果的な取り組みが求めら
れています。
環境問題は行政だけで解決できるものではなく、市民や事業者など、地域で生
活や活動を行うすべての主体が、各々の役割と責任において地道な 努力を行い、
これを継続する必要があります。
このような観点から、地域の環境について考え、良好な環境を作るための情報
提供、並びに環境について正しい認識を持つための啓発活動を通し、市民、事業
者、行政が一体となってより良い環境を後世に残していく必要があります。
1 . 取 り 組 み の 検 証
前計画では、本市の環境保全に関する特に重要な取り組み項目を「環境指標」
として具体的な数値目標を掲げています。
環境指標は一部を除いて平成 年度を基準年とし、平成 年度を目標年度に
設定しています。
ここでは一部を除き、主に平成 年度における実績値と比較し、各環境指標
の進捗状況を検証することとします。 第 3 節 こ れ ま で の 取 り 組 み と 課 題
5
(1)地球温暖化
Ⅰ 温室効果ガス排出量削減
前 計 画 で は 、 地 球 温 暖 化 防 止 対 策 と し て 環 境 負 荷 低 減 市 役 所 率 先 行 動
計 画 「 エ コ オ フ ィ ス し ら か わ プ ラ ン Ⅱ 」 に よ り 、 平 成19年 度 か ら23年 度 ま で の5年 間 を 実 施 期 間 と す る 取 り 組 み を 実 施 し て お り 、コ ピ ー 用 紙 、電 気 、 燃 料 、 水 道 等 の 使 用 量 並 び に ご み の 排 出 量 の 削 減 に よ り 、 平 成18年 度 の 実 績 値 を 基 準 と し て 二 酸 化 炭 素 排 出 量 マ イ ナ ス5% を 目 指 し ま し た 。
地 球 温 暖 化 に 関 し て 福 島 県 全 体 の 実 績 値 を 見 る と 、 基 準 年 で あ る 平 成
17年 度 と 比 較 し て 、 平 成21年 度 は 二 酸 化 炭 素 排 出 量 を16% 以 上 削 減 で き
た も の の 、 平 成24年 度 は 震 災 の 影 響 も あ り8.57% の 削 減 に と ど ま っ て い ま す 。 こ れ ら の 結 果 か ら 、 継 続 性 を 持 っ た 地 球 温 暖 化 対 策 を 推 進 し 、 取
り 組 ん で い く 必 要 性 が 明 ら か と な っ て い ま す 。
出 典 : 福 島 県 指 標 名
基 準 年
( 平 成17年 度 )
実 績 値
( 平 成21年 度 )
実 績 値
( 平 成24年 度 )
備 考
二 酸 化 炭 素
排 出 量
( 福 島 県 全 体 )
100% 83.96% 91.43%
基準年を1 0 0と
6
レ ジ 袋 削 減 協 定 参 加 事 業 者 数 に つ い て は 目 標 値 を 設 定 し て い ま す が 、
実 績 値 を 見 る と 、 目 標 値 と し て 掲 げ た 「 平 成26年 度 に お け る レ ジ 袋 削 減 協 定 参 加 事 業 者 数 」 は 平 成21年 度 の10団 体 と 同 様 の10団 体 で あ り 、 新 た な 団 体 と 協 定 を 結 ぶ こ と は で き ま せ ん で し た 。
ま た 、 市 民 の 地 球 温 暖 化 防 止 に 係 る 意 識 の 醸 成 を 図 る た め 、 市 内 小 中
学 校 に よ る 福 島 議 定 書 へ の 参 加 や う つ く し ま 地 球 温 暖 化 防 止 活 動 推 進 員
数 の 増 加 を 推 進 し ま し た が 、 平 成26年 度 実 績 値 で は 目 標 値 に 届 い て い な い 状 況 に あ り ま す 。
地 球 温 暖 化 防 止 活 動 推 進 の た め 、 省 エ ネ ル ギ ー を 意 識 し た ラ イ フ ス タ
イ ル へ の 転 換 を 目 指 し 、今 後 も 取 り 組 み を 継 続 し て い く 必 要 が あ り ま す 。
指 標 名
基 準 年
( 平 成21年 度 )
目 標 値
( 平 成27年 度 )
実 績 値
( 平 成26年 度 )
備 考
レ ジ 袋 削 減 協 定
参 加 事 業 者 数
10団 体 13団 体 10団 体
県 及 び 市 協 定 を 締 結
し た 事 業 者 数
福島議定書への学
校 参 加 率
100% 100% 35%
市 内 小 中 学 校 に お け
る 参 加 率
うつくしま地球温
暖化防止活動推進
員 数
(4)自然環境
Ⅰ 自然公園等の面積
自然公園等の面積について目標値を設定しています。
実績値を見ると、平成 年度の自然公園等の面積は で、目標値に達してい
る状況にあります。
Ⅱ 自然環境保全地域面積
自然環境保全地域の面積について目標値を設定しています。
実績値を見ると、平成 年度の自然環境保全地域の面積は で、目標値に
達している状況にあります。
指標名
基準値
(平成 年度)
目標値
(平成 年度)
実績値
(平成 年度)
備考
自然公園等の面積 777ha 777ha
自然公園法及び県立自然公 園条例に基づく公園(国立 公園、国定公園、県立自然 公園)
自然環境保全地域の面積 191.9ha 191.9ha 自然環境保全地域の面積
7
Ⅱ 再 生 可 能 エ ネ ル ギ ー の 利 用
太 陽 光 発 電 シ ス テ ム の 設 置 や ペ レ ッ ト 等 の 木 質 バ イ オ マ ス 燃 料 の 活 用 な
ど 、 地 域 の 特 性 を 生 か し た 再 生 可 能 エ ネ ル ギ ー の 普 及 促 進 を 目 指 し ま し た 。
公 共 施 設 に お け る 太 陽 光 シ ス テ ム の 設 置 数 と ペ レ ッ ト ス ト ー ブ の 設 置 数
に つ い て 目 標 値 を 設 定 し て い ま す 。
実 績 値 を 見 る と 、平 成26年 度 の 公 共 施 設 に お け る 太 陽 光 シ ス テ ム の 設 置 数 は11施 設 で あ り 、 目 標 値 を 上 回 る 結 果 と な っ て い ま す 。 ま た 、 公 共 施 設 に お け る ペ レ ッ ト ス ト ー ブ の 設 置 数 は7台 で あ り 、 現 状 は 目 標 値 以 下 と な っ て い ま す が 、 設 置 数 は 増 加 し て い ま す 。
指 標 名
基 準 年
( 平 成21年 度 )
目 標 値
( 平 成27年 度 )
実 績 値
( 平 成26年 度 )
備 考
公 共 施 設 に お け る 太 陽
光 シ ス テ ム 設 置 数
1施 設 5施 設 11施 設
太 陽 光 発 電 シ ス テ ム を
設 置 し た 公 共 施 設 数
公 共 施 設 に お け る ペ レ
ッ ト ス ト ー ブ の 設 置 数
5台 10台 7台
ペ レ ッ ト を 燃 料 と し た
暖 房 機 器 設 置 数
8
微小粒子状物質(PM2.5):大気中に漂う粒径 2.5μm(1μm=0.001mm)以下の小さな粒子のこと。PM2.5
は粒径が非常に小さいため(髪の毛の太さの1/30 程度)、肺の奥深くまで入りやすく、肺がんなど呼
吸器系への影響に加え、循環器系への影響が懸念されている。
(2)大気環境
中 国 の 大 気 汚 染 に 起 因 す る と い わ れ て い る 微 小 粒 子 状 物 質 (PM2.5)
※
の 濃
度 が 上 昇 し 、 平 成 26 年 2 月 に 福 島 県 内 で 初 の 注 意 喚 起 が 行 わ れ ま し た 。 今 後 も 国 や 県 、 他 の 地 方 公 共 団 体 と 連 携 し 、 よ り 良 い 大 気 環 境 と す る た め の 対
策 が 必 要 と な り ま す 。
(3)水及び土壌環境
南湖や阿武隈川を始めとする湖沼や河川の水質について目標を設定しています。
実績値を見ると、平成25年度の南湖や阿武隈川、谷津田川、社川、隈戸川、矢武
川における水質は全て目標値に達している状況にあります。これらの結果から、湖沼
や河川における水質の改善傾向がうかがえます。
しかしながら、水質の測定値は採水時の気象条件や上流域における工事等の影響を
強く受けることから、単年度の測定結果のみで判断することは難しい面もありますの
で、今後も測定を継続するとともに、水質改善に向けた取り組みを進める必要があり
微小粒子状物質( ):大気中に漂う粒径 2.5μ(1μm=0 00 )以下の小さな粒子のこと。
は粒径が非常に小さいため(髪の毛の太さの 0 程度)、肺の奥深くまで入りやすく、肺がんなど呼
吸器系への影響に加え、循環器系への影響が懸念されている。
(2)大気環境
中 国 の 大 気 汚 染 に 起 因 す る と い わ れ て い る 微 小 粒 子 状 物 質 (PM2.5)
※
の 濃
度 が 上 昇 し 、 平 成 年 月 に 福 島 県 内 で 初 の 注 意 喚 起 が 行 わ れ ま し た 。 今
後 も 国 や 県 、 他 の 地 方 公 共 団 体 と 連 携 し 、 よ り 良 い 大 気 環 境 と す る た め の 対
策 が 必 要 と な り ま す 。
(3)水及び土壌環境
南湖や阿武隈川を始めとする湖沼や河川の水質について目標を設定しています。
実績値を見ると、平成 年度の南湖や阿武隈川、谷津田川、社川、隈戸川、矢武
川における水質は全て目標値に達している状況にあります。これらの結果から、湖沼
や河川における水質の改善傾向がうかがえます。
しかしながら、水質の測定値は採水時の気象条件や上流域における工事等の影響を
強く受けることから、単年度の測定結果のみで判断することは難しい面もありますの
で、今後も測定を継続するとともに、水質改善に向けた取り組みを進める必要があり
ます。
9
COD:化学的酸素要求量のこと。ChemicalOxygen Demandの略語。水中の有機物を酸化剤で酸化
するのに消費される酸素量で、水質汚濁の指標の一つとなっており、湖沼,海域で環境基準が定め
られている。この値が大きいほど水中の有機物は多いことになり、汚濁の程度も大きい傾向がある。
酸化剤には過マンガン酸カリウムなどを使う。
BOD:生物化学的酸素要求量のこと。Biochemical Oxygen Demandの略語。河川の水質を表す代
表的な指標。水中の有機物が、微生物によって酸化分解される際に消費される酸素の量を mg/Lで
表したもの。この値が大きいほど水中には汚濁物質(有機物)が多く、水質の汚濁が進んでいるこ
とを意味する。
出典:市調査 指標名
基準値
(平成21年度)
目標値
(平成27年度)
実績値
(平成25年度)
備考
南湖の水質 5.2mg/L 5.0mg/L以下 2.3mg/L
千世の堤の
年平均COD ※
値
阿武隈川の水質 1.5mg/L 3.0mg/L以下 1.7mg/L
搦目橋付近の
年平均BOD ※
値
谷津田川の水質 4.9mg/L 5.0mg/L以下 1.9mg/L
金比羅橋付近の
年平均BOD値
社川の水質 1.0mg/L 2.0mg/L以下 1.1mg/L
童里夢橋付近の
年平均BOD値
隈戸川の水質 0.9mg/L 2.0mg/L以下 1.0mg/L
千才橋付近の
年平均BOD値
矢武川の水質 1.4mg/L 2.0mg/L以下 1.4mg/L
柳町橋付近の
年平均BOD値
水質環境
基準達成率
100% 100% 100%
10
(4)自然環境
Ⅰ 自然公園等の面積
自然公園等の面積について目標値を設定しています。
実績値を見ると、平成26年度の自然公園等の面積は777haで、目標値に達してい
る状況にあります。
Ⅱ 自然環境保全地域面積
自然環境保全地域の面積について目標値を設定しています。
実績値を見ると、平成26年度の自然環境保全地域の面積は191.9haで、目標値に
達している状況にあります。
指標名
基準値
(平成21年度)
目標値
(平成27年度)
実績値
(平成26年度)
備考
自然公園等の面積 777ha 777ha 777ha
自然公園法及び県立自然公 園条例に基づく公園(国立 公園、国定公園、県立自然 公園)
(7)騒音
騒音調査における環境基準
※
達成率について目標値を設定しています。
実績値を見ると、平成 年度の騒音調査における環境基準達成率は 80%で、目標
値を下回っている状況にあります。
快適な環境を形成するために、騒音の発生を抑制し、規制などの対象となる施設に
ついては環境基準及び規制基準の適合を目指す必要があります。
指標名
基準値
(平成 年度)
目標値
(平成 年度)
実績値
(平成 年度)
備考
騒音調査における環境 基準達成率
60% 100% 80%
環境騒音及び自動 車交通騒音調査地 点における環境基 準達成率
出典:市調査
2 . 今 後 の 課 題
地球温暖化対策については本市においても、市民、事業者及び行政それぞれが
現状を正しく認識し、各主体の連携による対策の推進が不可欠となっています。
地球温暖化とも密接な関係にある廃棄物問題については、平成 年から西白
河地方で実施しているごみ袋の有料化や、平成 年の容器包装リサイクル法の
施行などを契機として、市民の間に減量化及び分別の意識が浸透してきています。
環境基準:環境基本法第 条に基づいて定められた、人の健康を保護し、生活環境を保全する上
で維持されることが望ましい基準のこと。環境基準は、公害防止に関する各種の施策を実施する上
で行政上の達成すべき目標であり、直接に公害の発生源を規制するものではない。
11
一般廃棄物:主に一般家庭から排出されたごみであり、事業活動に伴って生じた「産業廃棄物」を
除いたもの。
(5)廃棄物とリサイクル
Ⅰ ごみの排出量
市民 1 人の 1 日当たりのごみ排出量について、目標値を設定しています。
実績値を見ると、平成26年度の市民 1 人の 1 日当たりのごみ排出量は968gで、目
標値の820gに届いていない状況にあります。
一般廃棄物
※
の総処理量は年々減少していましたが、平成23年の東日本大震災によ
る災害ごみが大量に発生したことも要因の一つとなり、平成23年以降の総処理量は
震災以前と比較して増加しています。
Ⅱ 年間資源回収率
年間資源回収率について、目標値を設定しています。
実績値を見ると、平成26年度の年間資源回収率は 14.0%で、目標値の 15.4%を下
回っている状況にあります。
年間資源回収率は東日本大震災以降、減少する傾向が見られましたが、平成26年
12
資源化率の向上には、廃棄物の分別徹底が不可欠です。今後もごみの減量化や分別
を周知徹底するため、広報などを通した市民への啓発を継続する必要があります。
Ⅲ 市内一斉清掃参加人数
市内一斉清掃の参加人数について目標値を設定しています。
実績値を見ると、平成26年度の参加者は7,992人で、目標値の17,833人を下回っ
ている状況にあります。
一斉清掃の参加人数は年々減少傾向にあり、環境美化意識の啓発のため、更なる市
民参加を推進する必要があります。
指標名
基準値
(平成21年度)
目標値
(平成27年度)
実績値
(平成26年度)
備考
市民1人の1日当たりのご み排出量
871g 820g 968g
一般廃棄物年間排出量÷年 間日数÷人口
年間資源回収率 13.6% 15.4% 14.0%
(資源ごみ量+集団回収 量)÷(一般廃棄物排出量 +集団回収量)
市内一斉清掃参加人数 14,788人 17,833人 7,992人 市内一斉清掃への参加人数
資源化率の向上には、廃棄物の分別徹底が不可欠です。今後もごみの減量化や分別
を周知徹底するため、広報などを通した市民への啓発を継続する必要があります。
Ⅲ 市内一斉清掃参加人数
市内一斉清掃の参加人数について目標値を設定しています。
実績値を見ると、平成 年度の参加者は 人で、目標値の 人を下回っ
ている状況にあります。
一斉清掃の参加人数は年々減少傾向にあり、環境美化意識の啓発のため、更なる市
民参加を推進する必要があります。
指標名
基準値
(平成 年度)
目標値
(平成 年度)
実績値
(平成 年度)
備考
市民 人の 日当たりのご み排出量
820g 968g
一般廃棄物年間排出量÷年 間日数 人口
年間資源回収率 13.6% 15.4% 14.0%
(資源ごみ量+集団回収 量)÷(一般廃棄物排出量 +集団回収量)
市内一斉清掃参加人数 人 人 人 市内一斉清掃への参加人数
出典:白河市
13
(6)環境学習
こどもエコクラブ
※
の登録団体数とせせらぎスクール
※
参加団体数について目標値
を設定しています。
実績値を見ると、平成26年度におけるこどもエコクラブへの登録団体数はありま
せんでした。また、せせらぎスクールへの登録団体数は 2 団体で目標値を達成できま
せんでした。小中学生を始めとする、次世代を担うこどもへの環境学習を推進するこ
とにより、環境への理解と関心を深めていくことが必要となっています。
指標名
基準値
(平成21年度)
目標値
(平成27年度)
実績値
(平成26年度)
こどもエコクラブ登録団体数 1団体 3団体 0団体
せせらぎスクール参加団体数 3団体 5団体 2団体
こどもエコクラブ:環境省では、平成7年度から地域において環境保全に関する活動を行う数人か
ら20人程度の小・中学生のグループを「こどもエコクラブ」として募集し、支援を行っている。
「こどもエコクラブ」として登録されたグループは、共通的な環境学習プログラムを行うほか、ク
ラブごとに活動目標を決め独自の環境活動を行っている。
せせらぎスクール:福島県では小・中学校、高等学校、各種団体等を対象に、水生生物による水質
調査を行う団体を「せせらぎスクール」として広く募集しており、調査に必要な教材の配布などの
14
(7)騒音
騒音調査における環境基準
※
達成率について目標値を設定しています。
実績値を見ると、平成26年度の騒音調査における環境基準達成率は 80%で、目標
値を下回っている状況にあります。
快適な環境を形成するために、騒音の発生を抑制し、規制などの対象となる施設に
ついては環境基準及び規制基準の適合を目指す必要があります。
指標名
基準値
(平成21年度)
目標値
(平成27年度)
実績値
(平成26年度)
備考
騒音調査における環境 基準達成率
60% 100% 80%
環境騒音及び自動 車交通騒音調査地 点における環境基 準達成率
出典:市調査
2 . 今 後 の 課 題
地球温暖化対策については本市においても、市民、事業者及び行政それぞれが
現状を正しく認識し、各主体の連携による対策の推進が不可欠となっています。
地球温暖化とも密接な関係にある廃棄物問題については、平成11年から西白
河地方で実施しているごみ袋の有料化や、平成12年の容器包装リサイクル法の
施行などを契機として、市民の間に減量化及び分別の意識が浸透してきています。
環境基準:環境基本法第16条に基づいて定められた、人の健康を保護し、生活環境を保全する上
で維持されることが望ましい基準のこと。環境基準は、公害防止に関する各種の施策を実施する上
また、自然条件、社会的条件及び総合計画における市の土地利用構想を考慮し、
計画の対象地域を以下の 5 地域に区分します。
なお、これらの区分は、前計画における地域区分を踏襲することとします。
1 . 山 地 共 生 地 域 ( 市 北 西 部 及 び 南 部 の 森 林 、 丘 陵 地 )
本地域は、市の北西部及び南部に位置し、標高 500mを超える国有林が広が
っており、豊かな自然環境が残る地域です。
北西部は奥羽山系の山岳地帯、南部は栃木県那須地域や福島県南に位置する
那須甲子連山と県南東部の八溝山地間を結ぶ生態的回廊の中に位置しており、
動植物にとって重要な移動経路及び生息、生育の場となっています。
山地や丘陵地には、落葉広葉樹林やアカマツ林、針葉樹林などの二次林が広
がり、谷部には沢や谷津
※
などの複数の環境要素とその移行帯がみられます。
これらの環境は、農林業による人為的な干渉により成立した二次的自然環境
です。
地域別に見ると、特に表郷地域及び大信地域において山地共生地域の割合が
高く、自然環境保全の観点から重要な地域です。
2 . 里 山 保 全 地 域 ( 各 地 域 の 里 山 及 び 集 落 )
市南北の山地共生地域に挟まれる形で、市内に広く分布する地域です。
谷津:低湿地を表す地形用語。かつて田畑や雑木林という生産の場として利用され、身近な生物の
宝庫であったが、戦後多くは宅地として開発されたり耕作放棄されたりした。今日身近な自然の貴
重さが見直されるに伴い、各地で保存や新たな利用活動が起きている。
15
本市における近年の人口減少による影響もあり、現在ごみの排出量は減少傾向
にありましたが、東日本大震災に伴う災害ごみ発生の影響もあり、クリーンセン
ターの処理能力や埋立処分場の許容量にも限度があるため、資源ごみの再利用や
再生利用などを含め、更なる減量化の促進が必要です。
自然環境については、低迷する経済活動の影響などから、大規模な開発行為が
減少するなど、人為的な環境破壊による大きな問題は生じていません。しかしな
がら、特定外来生物の繁殖など、地域の生態系を脅かす要因は後を絶たず、ビャ
ッコイなどの希少生物の保全とともに、今後も地域に生息・生育する動植物の分
布状況などを調査しながら、監視を継続する必要があります。
水質汚濁、大気汚染などの公害問題については、関係法令の遵守など、事業者
の努力により従来と比較して改善が見られており、近年特に目立った公害問題は
発生していません。
しかしながら、都市化の進行や公共下水道への加入の停滞、あるいは合併処理
浄化槽導入の遅れなどから、特に中心市街地における公共用水域の水質は、依然
として十分に改善されたとは言えない状況にあります。
今後は、南湖や阿武隈川などの水質測定調査結果から現状把握を行い、必要な
施策を推進する必要があります。
騒音・振動・悪臭なども、快適な市民生活を送る上で解決しなければならない
16
環境騒音や自動車交通騒音、東北新幹線沿線における騒音・振動調査結果では
環境基準を達成していない箇所が多く、工場など事業活動に伴う騒音・振動・悪
臭などの苦情や通報などもあることから、事業者や関係機関との協議、調整など
により、解決を図る必要があります。
その他、環境学習の面においても、環境情報の提供方法や頻度、内容のほか、
市民の自主的な活動を促すための方策や場の提供など、今以上に環境保全に対す
る市民の意識改革を進めてゆく必要があります。
第 4 節 計 画 の 位 置 づ け
(1)基本計画は、「基本条例」に位置づけられた環境の保全及び創造に関する
施策を総合的かつ計画的に推進するための計画とします。
(2)基本計画は、「総合計画」を環境との共生の面から具体化するものである
と同時に、環境の保全及び創造に係る計画の中で最も重要な計画と位置づけ、
今後策定する個別の計画については、基本計画との整合を図るものとします。
第 5 節 取 り 組 む べ き 環 境 の 項 目
基本計画の中で取り組むべき環境の項目は、白河市の地域特性、環境行政の経
環境騒音や自動車交通騒音、東北新幹線沿線における騒音・振動調査結果では
環境基準を達成していない箇所が多く、工場など事業活動に伴う騒音・振動・悪
臭などの苦情や通報などもあることから、事業者や関係機関との協議、調整など
により、解決を図る必要があります。
その他、環境学習の面においても、環境情報の提供方法や頻度、内容のほか、
市民の自主的な活動を促すための方策や場の提供など、今以上に環境保全に対す
る市民の意識改革を進めてゆく必要があります。
第 4 節 計 画 の 位 置 づ け
(1)基本計画は、「基本条例」に位置づけられた環境の保全及び創造に関する
施策を総合的かつ計画的に推進するための計画とします。
(2)基本計画は、「総合計画」を環境との共生の面から具体化するものである
と同時に、環境の保全及び創造に係る計画の中で最も重要な計画と位置づけ、
今後策定する個別の計画については、基本計画との整合を図るものとします。
第 5 節 取 り 組 む べ き 環 境 の 項 目
基本計画の中で取り組むべき環境の項目は、白河市の地域特性、環境行政の経
緯、環境の現状、社会状況を総合的に勘案して、次の項目とします。
17
1.放射線対策 除染、放射線量測定、食品の放射能簡易検査など
2.地球温暖化 温室効果ガス削減、省エネ、再生可能エネルギーなど
3.大気環境 大気汚染、酸性雨、悪臭など
4.水及び土壌環境 水質汚濁、生活排水、土壌汚染、地盤沈下など
5.自然環境 里山
※
環境の保全、緑地保全など
6.廃棄物とリサイクル 資源と廃棄物、リサイクル事業など
7.環境学習 環境情報の収集と公開、学校環境学習、生涯学習など
8.くらし 生活様式、文化的遺産、騒音・振動など
第 6 節 地 域 特 性
基本計画の対象とする地域は、地域環境の保全を総合的かつ一体的に進めるた
め白河市全域とします。
里山:農林水産業などの人間の働きかけを通じて環境が形成された地域で、二次的自然が多く存在
する。野生生物と人間とが様々な関わりを持ってきた地域で、ふるさとの風景の原型として想起さ
18
また、自然条件、社会的条件及び総合計画における市の土地利用構想を考慮し、
計画の対象地域を以下の 5 地域に区分します。
なお、これらの区分は、前計画における地域区分を踏襲することとします。
1 . 山 地 共 生 地 域 ( 市 北 西 部 及 び 南 部 の 森 林 、 丘 陵 地 )
本地域は、市の北西部及び南部に位置し、標高 500mを超える国有林が広が
っており、豊かな自然環境が残る地域です。
北西部は奥羽山系の山岳地帯、南部は栃木県那須地域や福島県南に位置する
那須甲子連山と県南東部の八溝山地間を結ぶ生態的回廊の中に位置しており、
動植物にとって重要な移動経路及び生息、生育の場となっています。
山地や丘陵地には、落葉広葉樹林やアカマツ林、針葉樹林などの二次林が広
がり、谷部には沢や谷津
※
などの複数の環境要素とその移行帯がみられます。
これらの環境は、農林業による人為的な干渉により成立した二次的自然環境
です。
地域別に見ると、特に表郷地域及び大信地域において山地共生地域の割合が
高く、自然環境保全の観点から重要な地域です。
2 . 里 山 保 全 地 域 ( 各 地 域 の 里 山 及 び 集 落 )
市南北の山地共生地域に挟まれる形で、市内に広く分布する地域です。
谷津:低湿地を表す地形用語。かつて田畑や雑木林という生産の場として利用され、身近な生物の
宝庫であったが、戦後多くは宅地として開発されたり耕作放棄されたりした。今日身近な自然の貴
第 7 節 計 画 の 目 標 期 間
このたびの基本計画策定では、前計画の内容を基本とし、昨今の社会情勢の変
化に対応した修正等を行います。
特に、地球温暖化対策に代表されるように、昨今の環境問題に対する国及び県
の対応は目まぐるしく変化しており、この変化に対応するためにも、計画の目標
期間は前計画の 5 年間を踏襲し、策定後 5 年間とします。
第 8 節 計 画 の 推 進 主 体
基本計画の推進主体は、市民、事業者、市とし、すべての主体の環境保全に係
る役割と環境に配慮した行動の指針を示すものとし、PDCAサイクル
※
を運用
することにより、計画的に推進していきます。
また、対象地域ごとにも地域特性に応じた環境配慮指針を示すものとします。
PDCAサイクル:Plan(計画)→Do(実行・運用)→Check(点検)→Action(見直し)を繰り
返しながら目標の達成を目指すこと。
《目標期間》
平成
年度(
年度)
~
平成
年度(
年度)の
年間
19
集落が点在する標高 400m前後の山地や丘陵地に位置し、落葉広葉樹林、ア
カマツ林、針葉樹林といった二次林からなる里山と、ため池、谷津、草地など
の複数の環境要素とその移行帯が見られます。
山地共生地域同様、農林業による人為的な干渉により成立した二次的自然環
境を有しています。中型獣の生息や、森林性鳥類、両生・爬虫類の生息種の多
さから、森林と沢や水田・ため池などの水辺からなる優れた里地の生態系が機
能していることがうかがえます。
里山保全地域の割合は、特に東地域において高くなっており、里山と集落が
一体となった共生空間が形成されています。
3 . 身 近 な 自 然 環 境 地 域 ( 南 湖 公 園 周 辺 地 区 等 )
白河地域内に点在し、里山保全地域に近い環境を有していますが、道路や線
路、宅地開発などにより周辺の自然環境から切り離されて残った地域です。
丘陵地に生育する森林と水辺等からなり、比較的まとまった面積を持つ本市
の地域生態系の拠点で、ハンノキ林の生育、リスや森林性昆虫の生息から示唆
されるように、アカマツや落葉広葉樹などからなる優れた森林環境を有してい
ます。
4 . 親 水 環 境 保 全 地 域 ( 主 要 河 川 流 域 及 び 水 田 地 帯 )
市の中央部を流れる阿武隈川や表郷地域の社川、大信地域の隈戸川、東地域
20
阿武隈川水系一帯は、福島県中通り南部から宮城県までを結ぶ長大なコリド
ー
※
であり、氾濫原植生であるツルヨシ群落や、ススキ、ヨシ、オギ群落とい
った湿生植物の生育地です。
また、中型哺乳類の移動経路、カワセミやセキレイ類の餌場・移動経路、上
~下流域を必要とする水生昆虫類の生息域となっています。
河川沿いに広がる水田地域は、草地性昆虫、カエル類や、それを餌とするヘ
ビ類、サギ類などが見られる里山の水田で、これらの動物の生息地及び移動経
路として重要な地域です。
5 . 都 市 開 発 地 域 ( 市 街 地 及 び 周 辺 地 域 )
市の中心部に位置し、開発による都市化が進行している地域です。
土地利用としては宅地や商店街、各種公共施設などから構成される市街地や、
郊外の工業団地などが主で、国道、県道及び鉄道などの交通網も発達していま
すが、一部には開発の進んでいない田畑などの農地や山林もあります。
また、市の中心部を流れる一級河川の谷津田川では、せせらぎ通り沿線の住
民によるボランティア清掃活動が行われているほか、白河市都市景観条例に基
づく景観協定が締結されるなど、環境及び景観保全のための官民一体となった
取り組みが進められています。
コリドー:野生生物の生息地間を結ぶ生息地と同質の環境を有する帯状の地域のことで、個体の移
阿武隈川水系一帯は、福島県中通り南部から宮城県までを結ぶ長大なコリド
ー
※
であり、氾濫原植生であるツルヨシ群落や、ススキ、ヨシ、オギ群落とい
った湿生植物の生育地です。
また、中型哺乳類の移動経路、カワセミやセキレイ類の餌場・移動経路、上
~下流域を必要とする水生昆虫類の生息域となっています。
河川沿いに広がる水田地域は、草地性昆虫、カエル類や、それを餌とするヘ
ビ類、サギ類などが見られる里山の水田で、これらの動物の生息地及び移動経
路として重要な地域です。
5 . 都 市 開 発 地 域 ( 市 街 地 及 び 周 辺 地 域 )
市の中心部に位置し、開発による都市化が進行している地域です。
土地利用としては宅地や商店街、各種公共施設などから構成される市街地や、
郊外の工業団地などが主で、国道、県道及び鉄道などの交通網も発達していま
すが、一部には開発の進んでいない田畑などの農地や山林もあります。
また、市の中心部を流れる一級河川の谷津田川では、せせらぎ通り沿線の住
民によるボランティア清掃活動が行われているほか、白河市都市景観条例に基
づく景観協定が締結されるなど、環境及び景観保全のための官民一体となった
取り組みが進められています。
コリドー:野生生物の生息地間を結ぶ生息地と同質の環境を有する帯状の地域のことで、個体の移
動を助け、多様な遺伝子組成を維持する上で重要である。
21
凡 例
地 域 区 分 図
南湖
○大信庁舎
○表郷庁舎
○東庁舎 東北自動車道
国道4号
国道294号 国道289号
山地共生地域
都市開発地域 身近な自然環境地域
22
第 7 節 計 画 の 目 標 期 間
このたびの基本計画策定では、前計画の内容を基本とし、昨今の社会情勢の変
化に対応した修正等を行います。
特に、地球温暖化対策に代表されるように、昨今の環境問題に対する国及び県
の対応は目まぐるしく変化しており、この変化に対応するためにも、計画の目標
期間は前計画の 5 年間を踏襲し、策定後 5 年間とします。
第 8 節 計 画 の 推 進 主 体
基本計画の推進主体は、市民、事業者、市とし、すべての主体の環境保全に係
る役割と環境に配慮した行動の指針を示すものとし、PDCAサイクル
※
を運用
することにより、計画的に推進していきます。
また、対象地域ごとにも地域特性に応じた環境配慮指針を示すものとします。
PDCAサイクル:Plan(計画)→Do(実行・運用)→Check(点検)→Action(見直し)を繰り
返しながら目標の達成を目指すこと。
《目標期間》
平成
28
年度(
2016
年度)
2 . 農 業
近 年 、専 業 農 家 数 は 年 に よ る 増 減 が あ り ま す が 、兼 業 農 家 数 は 減 少 傾
向 に あ り 、総 数 は 年 々 減 少 し て い る こ と か ら 、農 業 離 れ が 進 ん で い る こ
と が う か が え ま す 。
第 次産業:農業、林業、水産業などの採取産業。
第 次産業:製造業、建設業などの加工業を中心とする産業。
第 次産業:商業、運輸通信業、金融・保険、公務など第 1・ 次産業以外の産業。
出典:国勢調査 第2次産業 第3次産業
産業別就業者の推移
35000 30000 25000 20000 15000 10000 5000 0 14,682 14,041 3,924 16,289 13,789 2,957 17,146 13,648 2,740 17,576 11,894 2,515 16,307 11,301 2,050
平成2年 平成7年
第1次産業
平成12年 平成17年 平成22年
23
第2章 白河市の概況
第 9 節 計 画 の 構 成
第1章 計画の基本的事項
策定の趣旨、策定の背景、これまでの取り組みと課題、計
画の位置づけ、取り組むべき環境の項目、地域特性、計画
の目標期間、計画の推進主体、計画の構成
第3章 施策の基本方向
めざすべき環境像
施策の推進方針
環境項目ごとの施策の展開
●放射線対策
●地球温暖化
●大気環境
●水及び土壌環境
●自然環境
●廃棄物とリサイクル
●環境学習
●くらし
・概況
・基本施策
・目標・目標値
・重点施策
・主体別環境配慮指針
第4章 地域別施策の基本方向
●山地共生地域
●里山共生地域
●身近な自然環境地域
第5章 計画の推進
進行管理体制